【動画】軽乗用車のタイヤ脱落、女児に直撃 事故前に車体を確認する様子
「逃げ場がなかったのではないか」
札幌市西区の市道で軽乗用車からタイヤが外れ、女児を直撃した事故から一夜明けた15日朝。現場近くの幼稚園に3歳の娘を送っていた男性は歩道に目を向けて、声を落とした。
現場の坂の近くには小学校、幼稚園、保育園が並んでいる。歩道にはガードレールがあり、電柱でさらに幅が狭まる場所もあった。
北海道警によると、女の子は4歳の幼稚園児。タイヤが外れたのは事故現場から約70メートル上った坂の上。坂の上部の歩道にはガードレールが無く、そこから歩道側にタイヤが入り込んだとみられるという。
車は軽四輪駆動車で、タイヤは悪路を走れるオフロード用の16インチだった。ボルト5本で固定するタイプだが、ナットが全て外れ、現場近くに落ちていた。また、車高の高さなどから改造車とみられるという。
事故が起きたのは14日午後1時30分ごろ。現場近くに住む60代男性によると、その10分ほど前、事故を起こした車と同じナンバーの車が、男性の自宅前にある空き地で、旋回を繰り返していた。
しばらくすると車は止まり、運転手が降りてきた。前輪のタイヤまわりを確認する様子だったという。
車は数分後に走り去った。男性は「あのときタイヤの異常に気づけたらよかったのに……」と話した。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル